*.。 うまくいくとき、いかないとき 。.*

バツイチ×独身アラフォー×まだ諦めてない!いろんなことあるよ、でも笑って味わっていこうよ。・♪

「こんなに頑張ってるのに」という気持ち

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人に認めてもらえないとき

「こんなに頑張ってるのに・・・」

「あの人より自分の方が頑張ってるのに・・・」

 

こんな風に思ったこと、ありませんか?

 

「どうして分かってくれないの?」

という、いわゆる承認欲求です。

 

きっと思ったことがある人の方が多いんじゃないでしょうか。

わたしも、あります。

 

初めての“社会”

人生で初めて社会勉強をさせてもらったのが

学生時代の飲食店でのアルバイトでした。

学生のわたしにとって、そこはすべてが新しい世界でした。

 

お金を稼ぐということ、社会に出るということ、

社員の上下関係、売り上げをあげてお店を存続させるということ。

 

どうやったら売り上げをあげることができるのか?

どうやったらお客様が求めているサービスが提供できるのか?

ドリンクを1杯でも多く注文いただくためには何ができるのか?

 

アルバイトの立場ではありましたが、

そのようなことを深夜まで話し合ったりもしていました。

 

ただ、学生の身分で、同年代のバイト仲間がいっぱい。

おもしろくて気の合う友人がたくさんできましたし、

バイトに行くのが楽しくて仕方なくて、

業務終了後にみんなで朝まで過ごすのもかけがえのない時間でした。

20年経った今でも仲が良くてたまに集まるほどに絆は強く、

本当に楽しくワイワイ働いていました。

わたしは完全に学校よりバイト中心の生活を送っていたほどです。

 

転機は突然に・・・

ある日、同期の友人と、いつものように楽しくホールに立っていました。

業務が落ち着いているときは、お客様から見えない位置で立ち話をしていました。

別に見えない位置だし、みんなそうしてるし、サボってるわけじゃないし。

それが普通だと思っていました。

 

でもその日は、バイトの先輩スタッフがわたしたちを呼んで、

めちゃくちゃに叱ったんです。

 

お前ら、仕事する気あんのか?

目ぇ見えてんのか?

グラス空いてないか確認したんか?

俺だったらこの間に確実にドリンク2杯は取ってるわ。

やる気ないならやめちまえ。

 

わたしたちは謝りました。

それまで以上に動き回り、ドリンクのおかわりを積極的に取りました。

 

でもどこか、納得いかなかったんです。

 

「みんなしゃべってるのになんでわたしらばっかり・・・」

「絶対わたしの方が愛想いい接客できてるのに・・・」

「こんなに頑張ってるのに・・・」

 

そんな想いがぐるぐる回って、ずっとモヤモヤしていました。

注意してきた先輩スタッフとは、

それからバイトで会ってもマトモに目が見られませんでした。

 

目からウロコ

当時、きむという詩人のポストカードがすごく流行っていました。

わたしも大好きで集めていて、詩集も買っていました。

 

それから数日後、一緒に注意された友人が

「これ、わたしらやな。」と、はにかみながらくれたのがこれでした。

 

本当に頑張っている人は

自分が頑張っていることに気づかない

  きむ

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2人で「ほんまや!!!!!」と笑いました。

まさに目からウロコです。

あのときの衝撃は今でも覚えています。

 

若さもあったのか、そんなことはまったく考えもしなかった。

「こんなに頑張ってるのに・・・」

と思っている時点で、独りよがりなのかもしれない、と気付きました。

 

★きむのポストカードはコチラ★

  

頑張っているかどうか

確かに、

「頑張ってるね!」

と言われるときって、

好きでしていることなので自分は夢中で、だいたい自覚がありません。

 

わたしの場合、

部活に打ち込んでいたとき、好きな仕事をしていたとき。

周りからよく言われましたが、自分ではまったく分かりませんでした。

 

「自分が好きでやってるだけ!」

 

その気持ちしかなかったんです。

 

わたしたちは、まずその先輩に

「頑張ってるな!」

と認めてもらえるまで一生懸命やろうと決めました。

 

そう決めたら、仕事がどんどん楽しくなり、意識が変わりました。

先輩にも褒められるようになり、何でも話せる仲になりました。

頑張っているかどうかは、自分が決めるんじゃないんです。

 

「こんなに頑張ってるのに・・・」

と思ってしまっているときは、

周りの人の意見が入ってこなくなっていることが多いです。

きちんと周りの意見を聞き、自分を客観視できる人でありたいですね。

 

キラキラしていた、若かった自分

まだまだヒヨッコだったわたしにそれを気付かせてくれた先輩と、

きむの言葉をくれた友人に感謝です。

 

このポストカードは学生時代ずっと持ち歩いていましたし、

今でもしょっちゅう思い出す言葉です。

 

いつ思い出しても、胸がキュッとなります。

甘酸っぱくて懐かしい、若かった自分。

 

それでは、また(´▽`*)